ヤマレコの社長が「絶対遭難させないチャネル」を開設されました。
さっそく、よいコンテンツを配信してくれているので紹介します。
「登山届を提出する、できればオンラインのほうがよい」「「いまココ」機能を使うこと」など、遭難しても助かる秘訣を紹介してくれています。詳しくは動画をみてもらうのが一番ですが、ヤマレコに位置情報を正しく残す方法をメモしておきます。
- 携帯電話エリア外で遭難し、周りにも誰もいない、自分も動けない場合は、捜索してもらうために、ヤマレコに位置情報を正しく残ることが重要。
- ヤマレコは携帯電話のサービスエリアであれば、5分に一回現在地の情報がヤマレコのサーバーに送られる仕様とのことです(私は送信間隔までは知りませんでしたが、↓に記載がありました)
- ヤマレコで正しく位置情報を残すための注意点
1.アプリの登山開始にすること
2.機内モードにしないこと
この「2.機内モードにしないこと」が特に重要です。
私はヤマレコ利用前からガラケーやスマホを持ち歩いてい世代であり、以前は携帯電話のサービスエリア外では、バッテリー消費を抑えるために携帯電話の電源を切るか機内モードにすることがよいと言われていました。いまだにそれを守っている人もいると思います(私もヤマレコを始めたばかりのことは機内モードにしていました)。
動画で紹介されている通り、位置情報はアプリから5分間隔で送信されており、携帯電話が届きにくい箇所でも、アンテナが少しでも立てば、データ量が少ない位置情報はヤマレコのサーバ側に送られるとのことです。
また以前と比べてスマホのバッテリー容量も増えて、モバイルバッテリーも安価でありますし、バッテリー容量をそれほど気にする必要はないと思います。
位置情報のヤマレコサーバへの共有の仕組みをイラストにしてみました
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■まず登山コース全体が携帯電話のサービスエリアの場合
この場合では全域が携帯電話のサービスエリアなので、5分毎に最新の位置情報が常にヤマレコのサーバに送られます。
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■次に登山コースが携帯電話のサービスエリアとエリア外になる場合
こちらも5分間隔で送信しますが、携帯電話のサービスエリアでは当然ながら位置情報を送信できません。その代わりに山頂などで電波が入る場所になった時点(●の地点)で、まとめて位置情報を送信する仕組みです。そのためエリア外だからといって機内モードにしてしまうと位置情報の送信ができないので、登山中でも機内モードにしないほうがよいのです。
Yamap側でも同じようなことをしているはずなのですが、情報が見つかりませんでした。知っている方がいたら教えてください。
6/15 追記
Yamapのフォワ―さんから情報です。
長野県警の公式チャネルで、冬の大天井岳での山岳遭難救助活動報告の中で、「バッテリー節約のために機内モードにしないこと」が触れられていました↓
動画はこちら