議論のウソ

議論のウソ (講談社現代新書)

統計を使ったウソ、権威への妄信から引き起こされるウソ、情勢の変化についていけていないことから生じるウソ、根拠が不十分なままある方向へ向けられていくウソ、の４種類のウソについて例を使って説明されている。それぞれ世の中にありがちなウソなので、心に留めておくと良いだろう。
本書の最後にある著者の言葉から一つ。
「これからの社会は誰かが作った『正答』を学んで、それに忠実になる時代ではなく、自分で自分の考える『正答』を作り直していかなければならない時代ではないか」
まさにその通り。私のお仕事のセキュリティでも、この考えは非常に大切だなので、備忘録として。