一昨日に続き、今回も野球ネタで。
今年もHawksの和田投手が最多勝争いを繰り広げている。
自分は常々、和田投手には松坂のような剛速球も、野茂のフォークや岩瀬のスライダーのような伝家の宝刀のないのに、ここまで活躍できるか疑問に思っていた。
- 作者: 佐野真
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/07/20
- メディア: 新書
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- 回転数が多いため、初速と終速の差が小さいために、球速が130キロ台であっても、打者からは実測より速く見える
- 研ぎ澄まされた投球フォームと、強さと柔らかさをもった指により驚異的な回転数を生み出せる
の大きな理由に加えて、
- 投球腕の隠れ
- リリースポイントが普通のピッチャーよりかなりバッター寄り
だそうだ。
ただそれだけでなく、本書で取り上げている幾つかのエピソードにもあるように、和田投手がメンタル面で優れていること、特にコツコツ努力できる能力、物事の論理的に考える能力が大きいと思う。
身体的な素質がありながら、花開かず業界を去っていく選手が多い中、和田投手のような選手の活躍は非常に稀であると思う。プロ野球選手を目指す若い人には是非とも目を通して欲しい書。