knjrの日記

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DxO PureRAW で野鳥写真をノイズ除去

AI機能を搭載した写真ノイズ除去ソフトが登場しています。私の野鳥写真はあまり画質にこだわりがないのですが、この新しいソフトがどれくらい効果があるのかを試してみました。

ネットを検索した結果、Adobe Lightroomの「ノイズ除去」機能が有望だと思われましたが、Adobe製品は月々1000円もかかり、永続的に支払う必要があるため選択肢から外れました。もう一つの候補であるDxO PureRAWは買い切り製品であり、無料期間を利用して撮影済みの写真をテストしてみました。

手順は上記のサイトからソフトをダウンロードしてインストールし、撮影したRAWデータ(ニコンの場合はNEFファイル、オリンパスの場合はORFファイル)をソフトの画面にドラッグするだけです。ノイズ除去には「DeepPRIME」と「DeepPRIME XD」の2つのモードがあります。後者の方がノイズ除去の効果が高いですが、処理には時間がかかります。

以下に「DeepPRIME」と「DeepPRIME XD」でノイズ除去した写真を掲載します。分かりやすく表示するためにトリミングを施しています。

 

まずは1枚目:ルリビタキの幼鳥

オリジナル↓

ノイズ除去後(DeepPRIME)↓

ノイズ除去後(DeepPRIME XD)↓

 

2枚目:ルリビタキ

オリジナル↓

ノイズ除去後(DeepPRIME)↓

ノイズ除去後(DeepPRIME XD)↓

3枚目:コルリ

オリジナル↓

ノイズ除去後(DeepPRIME)↓

ノイズ除去後(DeepPRIME XD)↓

 

これらの3例を見ていただければわかりますが、このソフトは非常に優れています(スマホで見るとよくわからないかもしれませんが、パソコンで大きいサイズの写真で比較するとより明確に理解できます)。特に葉の緑色の部分のノイズ除去や羽毛の細部までが、非常に自然で精密にノイズ除去&補正されています。

このようなソフトを使用することに否定的な意見もあるかもしれませんが、結局のところ、デジタルカメラを使用する時点でソフトウェアでの処理が行われており、それをカメラ内で撮影時に行うのか、後でPCの高性能なプロセッサを使って時間をかけて行うのか、という違いに過ぎません。

私のように登山途中に手軽に野鳥撮影をしたいのであれば、「軽量&安価なレンズ+本ソフト」で十分なのではないかと思い始めました。

↓に野鳥撮影における、ノイズ消去ソフトの効果をマッピングしてみました

 

下のFlickrのサイトに、↑の3例+そのほかの写真のオリジナルとノイズ除去後のトリミング無し写真をアップロードしています。

_0DZ9525-NEF_DxO_DeepPRIME  2023Birds | Flickr

 

以下は、参考にさせていただいたサイトです。