- 作者: 高橋洋一
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/12/16
- メディア: 新書
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- 変動相場制では、大規模な公共投資や減税では抜け出せないよ
- 今のデフレの状況を脱却し、適度なインフレを起こす必要がある
- そのためには金融緩和で世の中に出回るお金の量を増やせ
とのこと。ようは「ジャブジャブにしなさい」ということか。
実際に、海の向こうの米国では、著者と交流のあったFRB議長のベン・バーナンキを中心として、本書での提言通りに、せっせと紙幣印刷機を回してジャブジャブに向かっているそうです。そうなると当然インフレは大丈夫なのか?と思いますが、大前研一氏のコラム「ガイトナー財務長官が打つ100兆円の「大博打」」の中にあるように、「景気がひとたび上向いてきたら相当なスピードで再調整していかなければハイパーインフレに滑り込む危険な綱渡りである」とのこと。本当にそんな見極めが出来るのかな。