knjrの日記

登山、鉄道、写真、カメラ、旅行、読書記録などの思いつくままに

経済

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。

訳者のあとがきにあるように、著者が本書で言いたいことは↓にまとまる 誰もが経済についてしっかりと意見を言えることが真の民主主義の前提=専門家に経済をゆだねることは、自分にとって大切な判断を他人にまかせてしまうこと 大切な判断を他人任せにしない…

人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 (文春新書)作者: 井上智洋出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/07/21メディア: 新書この商品を含むブログ (31件) を見る 米国では一人当たりのGDPは上昇しているのにも拘わらず、所得の中央値は下落している。一般…

亡国の農協改革 ――日本の食料安保の解体を許すな

亡国の農協改革作者: 三橋貴明出版社/メーカー: 飛鳥新社発売日: 2015/09/08メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 「国民が豊かに、安全に暮らしていくための政治」を実現するための基盤である安全保障には、主に防衛安全保障(国土を外国から…

増補 21世紀の国富論

増補 21世紀の国富論作者: 原丈人出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2013/09/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る ■公益資本主義における会社のあり方: ■株主資本主義における会社のあり方: 会社は株主だけのものではなく、従業員や顧客、…

企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔

帝国企業に対し国家が無力になってきており、自分たち自身がそのことに無関心でいると、いつの間にか生活そのものを根こそぎコントロールされる。企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔 (アスキー新書)作者: 松井博…

希望の資本論 ― 私たちは資本主義の限界にどう向き合うか

希望の資本論 ― 私たちは資本主義の限界にどう向き合うか作者: 池上彰,佐藤優出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2015/03/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る ソビエト崩壊後、マルクスの『資本論』は過去の遺物のような扱いであった。…

インフレどころか世界はこれからデフレで蘇る

インフレどころか世界はこれからデフレで蘇る (PHP新書)作者: 中原圭介出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2014/01/16メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る 日本で平均年収の下落が始まったのは1998年、消費者物価指数が下落を始めるのが1…

国富新論

国富新論作者: 三橋貴明出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2013/09/18メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 国家にはレイヤがあるのだが、規制緩和が大好きな構造改革主義者は、それをまったく理解していない。国家のレイヤには、規制緩和をして…

日本人は「経済学」にだまされるな!

日本人は「経済学」にだまされるな!作者: 中原圭介出版社/メーカー: 中経出版発売日: 2013/08/23メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 日本ではデフレが続いたため、経済がひどい状態にあると思い込まされてきたが、デフレだからこそ、米国や…

反・自由貿易論 (新潮新書)

「自由貿易」「グローバル化」は正しいと信じていいのか、一般国民にとって本当に正しいのか?。相手国から主権を奪い、民主政治を制限する。これがグローバル化した現代における貿易交渉の実態である。TPPも国家介入とは無縁で政治的に中立な経済活動な…

「世界金融危機」のカラクリ

吉本先生の12月に出版された新書。よくあるような巷の経済学者の信条や思い込みによる主張ではなく、本書ではデータを一つ一つ解析して導いた結論を教えてくれる。 今回は本書の中から、米国や日本政府の借金が大きな問題にならない理由について。「世界金…

バブルの死角 日本人が損するカラクリ

バブルの死角 日本人が損するカラクリ (集英社新書)作者: 岩本沙弓出版社/メーカー: 集英社発売日: 2013/05/17メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見る 現在の日本の経済システムには国民の大多数を占める中間層を没落させるしまうような制度やルー…

日本の景気は賃金が決める

アベノミクスに対する評価がネット上や書店に溢れているが、ポジショントークではなく国民の生活向上のために何が必要かを解説した本書こをが、今国民が読むべき本はこれではないかと日本の景気は賃金が決める (講談社現代新書)作者: 吉本佳生出版社/メーカ…

日本銀行 デフレの番人

日銀総裁候補でインフレターゲット論者である岩田規久男教授の昨年6月に出版されたデフレ解説書日本銀行 デフレの番人 (日経プレミアシリーズ)作者: 岩田規久男出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2012/06/09メディア: 新書購入: 4人 クリック: 48…

鎖国シンドローム 「内向き」日本だから生きのびる

鎖国シンドローム 「内向き」日本だから生きのびる作者: 榊原英資出版社/メーカー: 集英社発売日: 2012/10/26メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る 日本の歴史を長期的な視野で眺めると、日本は「開国的な時代」と「鎖国的な時…

むしろ暴落しそうな金融商品を買え!

タイトルは少々過激であるが、本書で言っている事は今まで一般的に正しいと言われていた、「長期投資と分散投資」=「低リスク」という時代になってきたということ。むしろ暴落しそうな金融商品を買え! (幻冬舎新書)作者: 吉本佳生出版社/メーカー: 幻冬舎発…

日本経済大消失 生き残りと復活の新戦略

日本経済大消失 生き残りと復活の新戦略作者: 中原圭介出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/12/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (3件) を見る第1章 日本家電メーカー、大敗北の理由 日本の家電メーカーが苦境の陥った原因…

静かなる大恐慌

歴史は繰り返す。現在のグローバル化とブラックマンデー以前(1920年代)のグローバル化。我々は過去の経験を活かせるのか?静かなる大恐慌 (集英社新書)作者: 柴山桂太出版社/メーカー: 集英社発売日: 2012/09/14メディア: 新書購入: 3人 クリック: 28…

税が悪魔になるとき

税が悪魔になるとき作者: 斎藤貴男,湖東京至出版社/メーカー: 新日本出版社発売日: 2012/08メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 消費税には税務署へ納税義務のある「納税義務者」の定めはあっても、実際に税金を負担する「担税者」の規定は存…

日本を滅ぼす消費税増税

今このデフレ期に消費税増税をするとさらなるデフレに繋がる。今行うべきは消費税増税ではなくデフレ脱却、経済成長であることを、データや歴史に基づいて分かり易く書かれた本。消費税増税について理解していない人、デフレの恐ろしさを理解していない人は…

脱デフレに向けて

自民党が大勝した。選挙前の日記にも書いたが、自民党の主要政策(原発推進、消費税増税、TPP参加)には全く賛成しないが、このデフレ脱却政策は個別政策として個人的に支持する。理由は脱デフレは景気対策だけでなく、財政問題や社会保証問題を一気に解…

維新・改革の正体―日本をダメにした真犯人を捜せ

維新・改革の正体―日本をダメにした真犯人を捜せ作者: 藤井聡出版社/メーカー: 産経新聞出版発売日: 2012/11/08メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 32回この商品を含むブログ (15件) を見る 米国には1973年の第一次石油危機の世界不況…

消費税増税 「乱」は終わらない

消費税増税 「乱」は終わらない作者: 植草一秀,斎藤貴男出版社/メーカー: 同時代社発売日: 2012/09/25メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る本書の中から、逆進性と並ぶ消費税の問題の一つを取り上げる。それは価格支配力のない…

日本経済を殺した真犯人はだれだ!?

「経済学」と「現実の経済」との乖離。実際にはありもしない仮定の上でしか成り立たない「美しい経済理論」を主張する経済学者により、現実経済は殺された。 日本経済を殺した真犯人はだれだ!?作者: 三橋貴明出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2012/09…

日本破滅論

安部自民党総裁の金融緩和と公共投資増額によるデフレ脱却政策の表明でマーケットが反応し円安株高に振れている。自民党の主要政策(原発推進、消費税増税、TPP参加)には全く賛成しないが、このデフレ脱却政策は評価する。このデフレ脱却政策に反対の声…

日本は「国債破綻」しない!

日本は「国債破綻」しない!作者: 三橋貴明出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2012/05/19メディア: 単行本 クリック: 15回この商品を含むブログ (7件) を見る 日本国債は破綻しない。その理由は徴税権と通貨発行権をあわせ持っているから(日本の地方自治…

大丈夫、なんとかなる。 「貯金ゼロ」からはじめる軽やかな生き方!

大丈夫、なんとかなる。 「貯金ゼロ」からはじめる軽やかな生き方!作者: 澤上篤人出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2012/05/08メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (3件) を見るさわかみ投信社長の澤上氏の著書。本書の「第2部仕事く…

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書1)作者: 孫崎享出版社/メーカー: 創元社発売日: 2012/07/24メディア: 単行本購入: 31人 クリック: 410回この商品を含むブログ (86件) を見る なぜ世界では紛争が絶えないのか 日本人が必死に努力しているのに景気が良くなら…

財務省

財務省 (新潮新書)作者: 榊原英資出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/06/01メディア: 単行本 クリック: 28回この商品を含むブログ (8件) を見る元大蔵官僚の榊原氏による、財務省(旧大蔵省)の組織や人材の特徴、官僚の考え方、過去の優秀な官僚などにつ…

世界の99%を貧困にする経済

翻訳書で、かつ400ページもある。期間内に図書館に返却しなければならないため斜め読みモード発動。2つだけポイントを世界の99%を貧困にする経済作者: ジョセフ・E・スティグリッツ,楡井浩一峯村利哉出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2012/07/21メディ…