- 作者: ジェームス W.ヤング,竹内均,今井茂雄
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 1988/04/08
- メディア: 単行本
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その中から大きなポイントを3つ。
●まず始めに、技術を習得するには学ぶべきことは2つ「原理」と「方法」である。
●アイディア作成の基礎となる一般原理は以下の二つである。
- アイディアは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない
- 既存の要素に新しい一つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存することが大きい
●アイディアつくりの全過程は
- 資料集める
- 資料の内容を咀嚼する。各要素の関係を把握し、必要なものはメモる
- 問題を心の外に放り出す。問題を無意識の心に移し、眠っている間に勝手にはたらかせるのにまかせる。自分の想像力や感情を刺激することに心を移す
- アイディアが飛び込んでくる(はず)
- アイディアと具体化、展開させる
である。このあたりは5/19の日記で紹介した「カラーバス効果」(物事の意識をしておくと、それが目に飛び込んでくるようになる。例えば、「赤いもの」と思って町へ出れば、赤いものが目に飛び込んでくる)とも関連してくる。
それと訳者のあとがきのパレートの法則の例も面白い。ある問題に関して100冊読まなければならない本があったとして、上位20%に当たる本を読めば、その問題全体の80%は理解したことになる
⇒だから良書を読めということと理解した