ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか (ディスカヴァー携書)
- 作者: 青木高夫
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/12/20
- メディア: 新書
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幾つか備忘録として。
- ルールとプリンシパルを混同するな(ルールは行動が準拠すべきプリンシパル。プリンシパルは理性や行動の基礎となる、基本的な真理・法律)。プリンシパルのほうが、より根源的であり、プリンシパルの変更は問題があるが、ルールは変わることには問題はない。
- ルールを作る側に入り込む必要があるが、日本では”ルールを変更してまで勝つことを潔いとしない美学”と”ルールはお上から与えられるという考え方”が、ルールメーカーになるという自覚を鈍らせている
- 特に欧州では、一人勝ちをして全体を壊してしまうよりは、バランスを取って社会全体を豊かにしようとする意識が高い。それが頻繁にルール変更の一因になっている
- 過去の歴史を見ても、ルールや制約が、人間や組織の成長の糧となっていることが多いので、悲観的になる必要はない
- ルール作りには積極的に参画すべし。特にゲームに参加するプレイヤーが参加する必要がある。その際には、公益と社益(国益)のバランスが感覚が重要