knjrの日記

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東電帝国―その失敗の本質

東電帝国―その失敗の本質 (文春新書)

東電帝国―その失敗の本質 (文春新書)

朝日新聞の経済記者であった著者が、震災時の東京電力の対応に憤り、20日間で書き上げた書とのことである。


6章に分かれているが、その中でも第2章の「朝日が原発賛成に転向した日」が特に面白い。6/29の赤旗の記事に、朝日の原発推進への寝返りが簡単に書かれていたが、本書は、まさにそのときに記者だった著者が、その状況を詳細に記述している。


マスコミがなぜ原発推進に傾いていったか、その背景を知るには最適な書のひとつ。


↓の動画の中で、著者が本書を書いた理由や、東電の処理案について提言されている。