knjrの日記

登山、鉄道、写真、カメラ、旅行、読書記録などの思いつくままに

首相官邸前抗議は続く

昨日も1時間ほど首相官邸前に参加してきた。

生憎の雨模様であったが、人の数は先週以上か?

ただし人々の傘で視界がきかない、身動きも出来ないため全体の把握はできず。

結局、人の多さと警察のガードの厳しさで、首相官邸前までたどり着けません。


NHKを含むマスゴミは無視もしくは「ベタ記事レベル扱い」なので、ネットニュースや動画を中心に紹介


●田中龍作ジャーナル:再稼働反対集会 「歴史変えたくて」官邸方向に前進、規制線また決壊
http://tanakaryusaku.jp/2012/07/0004649


●IWJ 120706 7.6緊急!大飯原発3号基を停止せよ!首相官邸前抗議 ch7 車窓カメラ
(今回はヘリ中継が中止になったようなので、車窓撮影になったようです)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/22171#more-22171


●青山貞一・池田こみち・鷹取敦  独立系メディア  E-wave Tokyo 大飯原発再稼働反対 官邸周辺デモ
http://www.youtube.com/watch?v=t87M-_j7-No


●7.6緊急!大飯原発3号基を停止せよ!首相官邸前抗議 坂本龍一氏コメント


●2012年7月6日の首相官邸周辺デモを60秒で見る動画


北海道新聞(社説):脱原発デモ この声を無視するのか(7月6日)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/385442.html



みな参加の背景や理由はいろいろだろうと思うが、自分の場合を書いておく。


この日記でも紹介したように、震災以後、書籍やネットから原発に関する情報を集めて、「なぜこのようなリスクのある原発が導入・推進され、それを多くの国民が許容してきたのか」の回答を探ろうとした。


辿りついた結論は、電力会社だけでなく、政治家、官僚、大学、更には法曹界、メディアが一体となった原発推進体制面、昭和30年ごろの深刻な電力不足や、米国のソ連との関係(=米国の圧力)、オイルショックなどの環境面などの大きく2つの要因があったように自分としては勝手に整理している(関連する情報を※に)。その中でも特に重視したいのは、メディアが権力と連携して、庶民に正しい情報を伝えず、国民をポチ化させてきたことであると自分は考える。


もし福島の事故が20年前に起きていたら...。ネットが普及していない時代、大手マスゴミ記者クラブの連中による適当な報道により、まとも国民は騙され続けていただろう。
ただ今は違う。カメラ一つ、PC一つで情報発信ができる。岩上安身氏、田中龍作氏などの国民目線のフリージャナリストも出てきている。何か自分にできることはと、ネット上で行動を起こす人も出てきている。中東の「アラブの春」と同じという人がいるが、「アラブの春」の裏には米国のきな臭さが漂う。今回は日本の国民自身で動いているのだ。米国でも、政党でも、労働組合でもない。国民一人ひとりの意思なのだ。


仮に今から20〜30年後、現状の原発依存度が維持され、不幸にも再度同レベルの事故が発生した場合、我々の子供の世代にどんな顔をすればよいのか。「20〜30年前、福島であれだけの事故があったのに、当時の大人達は何故動かなかったのか」後ろ指を指されたくないし、自分は今を後悔したくない。


言いたいこと。
「自分ひとりが参加しても何も変わらない」などと思わない。「他の誰かが原発を止めてくれるために動いてくれるだろう」と思わない。原発を何とかしたいと思うのであれば、参加してみること。
それだけ。
政府や警察は、いずれ「ほとぼりが冷める」と思っているだろうが、そうはさせてはいけない。



来週、7月13日(金)も予定されています
http://coalitionagainstnukes.jp/?p=715


7.13緊急!大飯原発3号機を停止せよ!首相官邸前抗議
【日時】7/13(金)18:00〜20:00 予定
【場所】首相官邸前(霞ヶ関駅より徒歩7分虎ノ門駅より徒歩10分)
※千代田線・丸ノ内線国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。
【呼びかけ】首都圏反原発連合有志
参考:国会議事堂前駅の出口は警察により封鎖されていたとの情報もあるので、別の駅や出口を使うほうがよいかと思います。


※:参考導入・推進の経緯や背景
○『原発導入のシナリオ 〜冷戦下の対日原子力戦略〜』
http://d.hatena.ne.jp/kenjiro-t/20110425


原発・正力・CIA―機密文書で読む昭和裏面史
http://d.hatena.ne.jp/kenjiro-t/20110611


○日本の原発、どこで間違えたのか
http://d.hatena.ne.jp/kenjiro-t/20110618


○ドキュメント東京電力企画室
http://d.hatena.ne.jp/kenjiro-t/20110711/


○東電帝国―その失敗の本質
http://d.hatena.ne.jp/kenjiro-t/20110806/


○「原発推進用」世論対策マニュアル(原子力pa方策の考え方)
http://d.hatena.ne.jp/kenjiro-t/20110805