- 作者: 池谷裕二
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2006/09
- メディア: 単行本
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- 人が思い込みをするのは、脳が次々入ってくる情報を素早く処理するため
- 作業の精度を高めるには、多くの工程をまとめず、細かなステップにわけて、そのたびに報酬を与えたほうがよい。最終目標以外にも、小さな目標を掲げることが重要
- ストレスはアルコールによって減らせる訳ではない。重要なのはストレス解消するかどうかではなく、解消する方法をもっていると思っていること。つまり「ストレスはどうせ避けられないものであって、ストレスを受けても、いつでも解消できるのだ」と信じることが肝心とのこと
- ド忘れは脳の「ゆらぎ」からきている。タイミングが悪いときに訊かれたら思い出せない、ただそれだけである。大人は記憶容量が大きいのだから、検索にかかる時間や労力に差があって、何ら不思議ではない。「それだけ私の脳にはたくさんの知識が詰まっているのだ」と前向きに考えるのが健全だ
- 人間が後付の言い訳をするのは、自分という存在を一定に保つことで、自己崩壊をしないようにする作用「自己の維持」、「恒常性維持」の本能があるから
- 生物は本質的にギャンブル好きであり、結果として自分が損をしていることに気がつかないことさえある
- ダジャレを言葉を「意味」とではなく「音」として捉えることの表れ。登山の下山中の会話にダジャレが多いのは、疲労のせいで言葉の意味を考えずに、言葉の表面、つまり音に脳がより反応するため
- 歳をとると記憶力が衰えるのは、海馬が衰えるのではなく、シータ波が少なくなるから。歳をとってもマンネリ化を防ぐことで、シータ波を引き出して学習の効率を向上させることができる
- 少々空腹のほうが脳は冴える。食べすぎは禁物
などなど。備忘録として