knjrの日記

登山、鉄道、写真、カメラ、旅行、読書記録などの思いつくままに

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?

脳に関するコラムと、それに対する丁寧な解説で楽しく読み進むことができる

  • 人が思い込みをするのは、脳が次々入ってくる情報を素早く処理するため
  • 作業の精度を高めるには、多くの工程をまとめず、細かなステップにわけて、そのたびに報酬を与えたほうがよい。最終目標以外にも、小さな目標を掲げることが重要
  • ストレスはアルコールによって減らせる訳ではない。重要なのはストレス解消するかどうかではなく、解消する方法をもっていると思っていること。つまり「ストレスはどうせ避けられないものであって、ストレスを受けても、いつでも解消できるのだ」と信じることが肝心とのこと
  • ド忘れは脳の「ゆらぎ」からきている。タイミングが悪いときに訊かれたら思い出せない、ただそれだけである。大人は記憶容量が大きいのだから、検索にかかる時間や労力に差があって、何ら不思議ではない。「それだけ私の脳にはたくさんの知識が詰まっているのだ」と前向きに考えるのが健全だ
  • 人間が後付の言い訳をするのは、自分という存在を一定に保つことで、自己崩壊をしないようにする作用「自己の維持」、「恒常性維持」の本能があるから
  • 生物は本質的にギャンブル好きであり、結果として自分が損をしていることに気がつかないことさえある
  • ダジャレを言葉を「意味」とではなく「音」として捉えることの表れ。登山の下山中の会話にダジャレが多いのは、疲労のせいで言葉の意味を考えずに、言葉の表面、つまり音に脳がより反応するため
  • 歳をとると記憶力が衰えるのは、海馬が衰えるのではなく、シータ波が少なくなるから。歳をとってもマンネリ化を防ぐことで、シータ波を引き出して学習の効率を向上させることができる
  • 少々空腹のほうが脳は冴える。食べすぎは禁物

などなど。備忘録として