- 作者: 黒木亮
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/11/13
- メディア: 単行本
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自分としては、本書の末尾にちらっと書かれているように、「温暖化CO2説は世紀のペテン」だと思っているが、脱化石燃料という面では、石油利権が紛争の大きな原因であることから反対はしない。そのため風力や太陽光えのエネルギーシフトへの支出は賛成する。
でも、本書で取り上げられているなCO2の地中埋蔵や養豚場から出るCO2の削減などの脱化石燃料とは全く関係のない排出権取引には、単なる金儲けの道具となっているので強く反対する。
京都議定書によると、日本は当初の5年間だけで約1兆円の負担が課せられているようだ。それが脱化石燃料とは全く意味のないところに垂れ流されて、金儲けの道具にさせられているのはおかしい。その分、脱化石燃料への技術革新への投資に金を回すことを考えるべきでは。
著者の黒木亮さんも「温暖化CO2説」には疑問を呈している。以下を参照
参考:黒木亮―排出権問題「日本は大損、ロシア・東欧大儲け」