knjrの日記

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ザ・ファシリテーター

ザ・ファシリテーター

ザ・ファシリテーター

ザ・ファシリテーター2―理屈じゃ、誰も動かない!

ザ・ファシリテーター2―理屈じゃ、誰も動かない!

知人から紹介されて、↑の2冊を読んでみた。
自分にとって”ファシリテーション”というのは未知の単語だったので、日本ファシリテーション協会のサイトで調べてみると…

ファシリテーション(facilitation)とは、「促進する」「容易にする」「円滑にする」「スムーズに運ばせる」というのが原意です。人々の活動が容易にできるよう支援し、うまくことが運ぶように舵取りするのがファシリテーションです。具体的には、集団による問題解決、アイデア創造、合意形成、教育・学習、変革、自己表現・成長など、あらゆる知識創造活動を支援し促進していく働きを意味します。またその役割を担う人がファシリテーター(facilitator)であり、日本語では「協働促進者」または「共創支援者」と呼びます。分かりやすく言えば、裏方で黒子のリーダーです。会議で言えば、メンバーの参加を促進し、プロセスの舵取りをする人がファシリテーター(進行役)です。
とのこと。でも実際に何をするのかが、イメージはわかない。


本書2冊では、主人公のMBA帰りの女性と彼女の周辺のファリシテーターが企業を立て直すという物語上の行動と通して、ファリシテーターの役割を知ることができる。


ただ読んでみるとわかるが、ファシリテーターとは実は非常に難しい役割であると思った。
「ザ・ファシリテーター2」の文中から抜粋すると
「プロセスの始めから終わりまで、目的をしっかり見据え、それを達成するための最適パスを見つけるために心を砕く役割。システム思考のようなロジカルな側面も必要だし、共感・信頼感といった情緒的な側面も必要。」
とのこと。


自分にとって当分は、本書のような会社を立て直すというような大規模な目標ではないし、関連する人もこれほど多く、広くはないが、本書に描かれている会議の進め方など、特に情緒的な側面が興味深く読む事ができた。
情緒的な側面ではコーチングと似ているなぁと思ったが、これら2つは目的語が違うとのこと。コーチングは目的語が人、ファシリテートは変革や議論・会議といったプロセスが目的語ということらしい。なるほど