極秘捜査―警察・自衛隊の「対オウム事件ファイル」

極秘捜査―警察・自衛隊の「対オウム事件ファイル」

もう十数年も前になるオウム事件の警察、自衛隊の捜査の裏側を追ったドキュメンタリ。読んでいくうちに引きずり込まれて、あっという間に読みきってしまった。
オウムが細菌兵器の開発やリモコンヘリ、ソ連製ヘリを購入していた事実を知ると、警察や自衛隊が、よくあそこまでの被害（被害にあった方はお気の毒だが…）で留めることができたというのが実感。あと数ヶ月、警察の動きが遅かったらどうなっていたか。改めてテロの恐ろしさ、警察や自衛隊の存在意義の一つを確認できる一冊。