- 作者: 門倉貴史
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/10/17
- メディア: 新書
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本書の例から、幾つか備忘録として
- 平均値が実感とはずれるときには、メディアン(中央値)やモード(最頻値)を見ると良い。
- 平均初婚年齢には、まだ結婚していない男女は母集団に含まれない
- グレンジャー因果性テスト:社会科学で便宜的に因果関係を確かめる方法。X,Yという2つの変数があった場合に、YをXで予想するのと、XをYで予想するのことの、どちらが予想値として優れているかを見る⇒割れ窓理論は実は怪しい
- 有効求人倍率が上振しやすくなっている。理由は有効求人倍率を算出する分母となる有効求人者数が、ハローワーク以外で求職する人が多くなった、かつハローワークは比較的求人の開拓がされているため
- マスコミが発表している各種経済効果の数値は非常にいい加減である。シンクタンクのポジショントークである可能性が高いので注意しろ。大きな理由として、シンクタンクの親会社の認知度を上げるため、受け手やマスコミの興味を引くようなネタばかり提供する。
過去に紹介した似たような本もご参考に↓
http://d.hatena.ne.jp/kenjiro-t/20090518/1242599151
http://d.hatena.ne.jp/kenjiro-t/20090513/1242222404
http://d.hatena.ne.jp/kenjiro-t/20090417/1239972078