knjrの日記

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小宮一慶の「深掘り」政経塾 ― 世の中がまるごとよくわかる、モノの見方、考え方

小宮一慶の「深掘り」政経塾 ― 世の中がまるごとよくわかる、モノの見方、考え方

小宮一慶の「深掘り」政経塾 ― 世の中がまるごとよくわかる、モノの見方、考え方

世の中の事象に対する見方を、考え方を深堀りする方法を、政治、経済、教育、安全保障などの現在の問題と事例にして説明している本。
深堀りする方法としては「疑う」「分けて考える」「つなげて考える」だそうだ。非常にシンプル。
本書中の個別の話は、全て著者の主張に納得できるわけではないが、以下の例はなるほどと思った。

  • 日本医師会は実は開業医会である。開業医が儲けるように政府に圧力をかけているため、勤務医や看護師の待遇はあがらない
  • 日本の食糧自給率は低くない(カロリーベース自給率の謎:畜産物は日本で作っていても肥料が輸入であれば国内産にカウントされない)
  • 監査法人焼け太り監査法人が自ら不正に手を染めた→規制が強化された&大手監査法人が減少→規制強化でマーケット拡大&大手監査法人の独占により価格は下がらない。更に米国では禁止されているSOX対応のコンサルティング監査法人自らが行っている)