- 作者: 上杉隆
- 出版社/メーカー: アスコム
- 発売日: 2010/09/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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タイトルである”仕事術”については後半に書かれているが、それよりも前半のフリージャーナリストになるまでの経緯についてが面白い。
その中から、米国と日本のジャーナリストの違いについての2点ほど
- 海外ではその分野の経験者を中途採用で記者として雇う。そのほうが人脈や専門知識があるので、深い記事や他紙とは違った独自の視点の記事を提供することができるため(一方、日本の場合は、各分野の経験者は色がついているという理由で、新卒者の採用を重視する)
- NYタイムズでは新聞の中に毎日、訂正記事を載せる。支局長曰く、その理由は、「人間は神様ではないので、間違いを犯す事がある。ミスを犯さないように注意する事と同じくらい大切な事は、ミスをした時に、素直にそのミスを認める事。一番やっていけないのは、ミスを隠したいという誘惑に負けて、自分のミスを隠してしまう事。それをやってしまったらジャーナリストは終わりだ」