- 作者: 立石泰則
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/11/01
- メディア: 単行本
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本書ではその理由を「近年の経営層の失敗、ビジョンの欠如」ということでまとめ、社の実情を伝えている。
他社との差別化技術であった高画質装置(DRC)を低価格化のために外させたり、ネットに接続するテレビを作れと指示するだけでネットに接続して何をするかのアイディアも無かったり...
強引なリストラの結果、優秀な技術者がサムスン(韓国)や鴻海(台湾)に数十人単位で移籍して技術情報が流出したり...
タイミングを合わせたかどうか分からないが、週刊ダイヤモンドでも「さよなら伝説のSONY」として特集されている
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/01/30
- メディア: 雑誌
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http://diamond.jp/articles/-/15900
これを見ても、同じようなことが書かれている。特に8億円のストリンガーCEOの駄目ダメさがよくわかる。
森田氏、井深氏の会社設立時の精神はどこへ行ってしまったのだろうか。
これからもSONYの立ち直りはないのだろうか。自分はSONYマニアでないが、TOYOTAとSONYのブランドは、同業他社とは違う「日本の技術力の象徴」というイメージを持っていただけに、このままSONYが時代に流されていくのは残念である。