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【残り12日】東京都の「原発」都民投票の署名

12月に紹介した東京都の「原発」都民投票の署名が残り2週間を切っているが、思ったより署名数が集まっていないようだ。


事務局からのメールでは
1月26日現在 署名数  140,864筆(前日比:+2,643)
とのことである。


みんな他人事と思っているかもしれないが、年末にこんな報道がこっそりと行われている


東日本大震災:福島第1原発事故 最悪「170キロ圏強制移住」 原子力委員長、前首相に3月試算>


 東京電力福島第1原発事故から2週間後の3月25日、菅直人前首相の指示で、近藤駿介内閣府原子力委員長が「最悪シナリオ」を作成し、菅氏に提出していたことが複数の関係者への取材で分かった。さらなる水素爆発や使用済み核燃料プールの燃料溶融が起きた場合、原発から半径170キロ圏内が旧ソ連チェルノブイリ原発事故(1986年)の強制移住地域の汚染レベルになると試算していた。


 近藤氏が作成したのはA4判約20ページ。第1原発は、全電源喪失で冷却機能が失われ、1、3、4号機で相次いで水素爆発が起き、2号機も炉心溶融放射性物質が放出されていた。当時、冷却作業は外部からの注水に頼り、特に懸念されたのが1535本(原子炉2基分相当)の燃料を保管する4号機の使用済み核燃料プールだった。


 最悪シナリオは、1〜3号機のいずれかでさらに水素爆発が起き原発内の放射線量が上昇。余震も続いて冷却作業が長期間できなくなり、4号機プールの核燃料が全て溶融したと仮定した。原発から半径170キロ圏内で、土壌中の放射性セシウムが1平方メートルあたり148万ベクレル以上というチェルノブイリ事故の強制移住基準に達すると試算。東京都のほぼ全域や横浜市まで含めた同250キロの範囲が、避難が必要な程度に汚染されると推定した。


 近藤氏は「最悪事態を想定したことで、冷却機能の多重化などの対策につながったと聞いている」と話した。菅氏は9月、毎日新聞の取材に「放射性物質が放出される事態に手をこまねいていれば、(原発から)100キロ、200キロ、300キロの範囲から全部(住民が)出なければならなくなる」と述べており、近藤氏のシナリオも根拠となったとみられる。


毎日新聞 2011年12月24日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111224dde001040039000c.html


福島原発から250Kmといえば東京も殆どが避難地域なのである。今回は最悪のケースは逃れたが、このことをよく考えておいて欲しい。


投票締め切りの2月9日まであと12日。
(ただし我が府中市と八王子市は市長選挙のため、1月23日〜3月23日までとなっています)


東京都民投票のための署名が出来るお店は↓です。


その他詳細は
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