- 作者: スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー,望月衛
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2007/04/27
- メディア: 単行本
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- 千秋楽で7勝7敗の力士は、8勝6敗や9勝5敗の力士に対する期待勝率より、実際の勝率が高すぎること
- ヤクの売人がなぜ母親と一緒に住んでいること
- 1990年代に犯罪が減ってきたこと
などを経済的な視点で説明している。特に3番目の話は、軽微な犯罪も徹底的に取り締まるという「割れ窓理論」を警察が導入した結果だと思っていたが、実は中絶の合法化やクラック市場の変化が影響しているのではという視点が面白い。
これも昨日の日記に書いた「統計データから因果関係を見つけるセンスが必要」の一例なのだろう。
ロジカルシンキングの「仮説思考」を鍛えるには、このような経済学のセンスも重要なのだ感じた。