knjrの日記

登山、鉄道、写真、カメラ、旅行、読書記録などの思いつくままに

大仏破壊 バーミアン遺跡はなぜ破壊されたか

大仏破壊 バーミアン遺跡はなぜ破壊されたか

大仏破壊 バーミアン遺跡はなぜ破壊されたか

オバマ政権がアフガンでの撤退ではなく、更なる戦力強化なのかの疑問と、著者の前作の「ドキュメント 戦争広告代理店」が読みやすかったことがあり、本書を読んでみた。
前作と同様、ドキュメント形式で大仏破壊までのタリバンアルカイダの行動が、分かりやすく書かれている。
実は’96年頃、私も旅行でパキスタンペシャワールまでは行ったことがあり、あの周辺について興味はないわけではなかったが、それ以後、自分から情報を仕入れることはなかった。
本書を読んで分かったことは

本件の原因は著者が最後にまとめている

  • ソビエトのアフガン侵攻の撤退後、大仏が破壊される直前まで、地元の人々が苦しんでいたのにも係らず、国際社会がアフガンに大きな注意を払っていなかったこと

に加えて

  • タリバンのトップであったオマル氏はまともな教育をいないため、遺跡や文化などの重要性が分かっておらず、ビンラディンに言われるがまま、反西欧文化へ乗せられてしまったこと

のように思った。
大仏が破壊されたのは残念だが、その前に人々の基本的な生活や命あってということか。
その後のアフガンについての書籍を調べたが、外国人が追放されて情報元が絶たれたためか、残念ながら該当する書籍は見つからなかった。




おまけ。諸事情により、週末にお出かけしていました。場所のヒント。美味しかったもの2つ↓。