- 作者: 岩本沙弓
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2009/01/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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米国がドルの基軸通貨の優位性を用いて、
「(急激に)ドル高→金融危機→(徐々に)ドル安→米国へ資金が流れる→ドル高で投資促進」
意図的に行っているということが、本書中で繰りかえり述べられている。
理由は、米国の借金を目減りさせ、米国内に資金を留まらせる為ということである。
これは非常に同感である。今回のサブプライム後も米国は同じ手口を使って、ドルを基軸通貨に留まらせるのであろうか。結局そうなってしまうと世界は変わらない。
ドルが基軸通貨でいれれる大きな原因として、原油の決済が米ドルで行われていることも大きい。ユーロ払いを表明すると、イラクのように米国から攻撃されるし…。早く石油依存社会から脱出するしかないのか。