あれだけ、今回は１００年に一度の大危機で、そう簡単には経済は復活しないといっておきながら、株価はじわりじわりと上昇している。
それに関連して、最近のニュースを見て気になった事がある。
米国の各種指標が発表されているが
「前月（前年）より悪化率は落ちている⇒じゃ〜悪化しているんじゃん」
「悪化しているが、市場予測よりはましでした」
のような感じで、いかにもすぐに回復するような報道の仕方をする。
そのトリックは大前研一氏の「米国経済の回復をアピールする「心理作戦」」に詳しく書いてあった。まさにその通り。
バブルが崩壊しても、お金を持っているやつは持っているのである。
そいつらが”今か今かと”投資時期を探っている。
お金は世界中のマーケットの中から、景気が良くなりそうなところに投下される。
米国はそれを知っていてやっているのだ。
もしこれが上手くいけば、今回のバブルを撒き散らした張本人が、なぜ先に経済回復するのか。
考えただけで、本当に腹が立つ。
一方で日本のマーケットというと、今や完全に米国に連動してしまっている。
この辺をみると、海外からの投資も少しずつ戻ってきているようだ。
これから、そのままずるずると上がっていくのか？
いろんな人が過去のチャートを分析していますが、大恐慌では大底まで３年かかっている。
この辺を見るとわかりやすい。
景気と株価の関係は難しいですな。
