knjrの日記

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新・マネー敗戦―ドル暴落後の日本

新・マネー敗戦―ドル暴落後の日本 (文春新書)

新・マネー敗戦―ドル暴落後の日本 (文春新書)

米国は借金を帳消しにするため、カナダとメキシコを巻き込んで”アメロ”という新通貨制度に移行するという案は、幾つかのメディアに取り上げられているので、ご存知の方も多いと思う。ただそうなると、米国債を大量に買い込んでいる中国が黙っちゃいないので、さて米国はどうするかということだが、本書では以下のような説も有り得るとして紹介している


70年代以降、ドルは金に代わって原油とのリンクによって価値を保ってきた。米国は石油有機由来説を真実として広める事で、原油の価値を喪失させることでドルの需要を減少させ(ドルの価値を下げて)、結果的に借金を棒引きするとのこと。


原油有機由来説は過去の日記↓でも紹介したが、かなりの確度でそうではないかと個人的には思っている。
http://d.hatena.ne.jp/kenjiro-t/20090203


なかなか面白い発想である。