マスゴミ崩壊~さらばレガシーメディア~

最近のテレビ番組や報道を見ていると、以前にも増して低俗な番組や、横並びの内容を流す報道番組が増えたように思える。

マスゴミ崩壊~さらばレガシーメディア~

本書では、そんなＴＶ業界と新聞業界の実情に迫っている。幾つかあげると…

• 新聞産業もＴＶ産業も新聞特殊指定や電波利権という利権構造に守られて高収益をあげてきため、参入障壁を築いて寡占構造を維持している
• 番組や紙面をユーザからフィードバックされる仕組みが確立していない
• ＴＶ局の収入の８割はＣＭからであるので、いつ広告主になるかわらない企業を叩くことは難しい
• 放送法には「政治的に公平であること」「方法の事実をまげないで報道すること」などの条文があるのだが、罰則規定がないから

ま〜いろいろあるようだが、本書内で一番酷いのは「毎日新聞のWaiWai事件」だ。こんな事があったなど、自分は全く知らなかった。本来であれば毎日新聞以外のマスコミが大きく取り上げて当然の内容だが、他のマスコミも何かあったときに責められる事を嫌って傷口に触れないのだろうか。昨日の日記での「温暖化一辺倒報道」もそうだが、非常に恐ろしい兆候ではないかと。