地球温暖化懐疑論の丸山先生の最新作。今回も地球温暖化CO2原因説およびその対応に対して、強く反論している。
- 作者: 丸山茂徳
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2009/12/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- IPCCの温暖化論は科学的な一つの推論にすぎない(=実証されたものではない)
- 日本の報道機関はIPCCの温暖化報道を鵜呑みにして、これも温暖化、あれも温暖化といった調子で、調べもしないことを垂れ流している。温暖化一辺倒の報道は太平洋戦争会戦前夜と同じく、誰も文句を言えない状況で、非常に危険である。本来はマスコミ間でも多面的な解釈や主張があるべき
- 一番のしわ寄せは国民だ。政府はマスコミを通して、地球温暖化がどれだけ恐ろしいかというイメージを植えつけ、エネルギー消費を抑えようと洗脳している
- マスコミは過去にもダイオキシン問題やオゾンホールの危機などを煽るだけ煽って、事実が違うとなるとそれを訂正せずにほったらかしにしている。今回の温暖化報道も類似点がある。
- 我々が温暖化していると思い込んでしまう大きな原因はヒートアイランド現象であり、地球の温暖化とは違う次元の話である
- 過去50年間の気温上昇の原因は、銀河宇宙線の照射量の減少、太陽活動の活発化とその結果による雲の減少である
- 日本の全産業を停止さえ、日本が化石燃料の使用を100%停止しても、世界全体の炭素排出量の5%減少するだけで、効果としては0.00002〜0.0004℃に過ぎない
- 省エネ(脱化石燃料)と環境問題は別問題である
- 本当に怖いのは地球の寒冷化である。人類は過去にも寒冷化により農作物が不作になり大規模な民族移動をしている事実がある
などなど、とても興味深い。
話はずれるが、今回のアイスランドの火山噴火により、欧州の寒冷化が避けられないだろう。この辺を危惧する記事もネット上に出現しています。