knjrの日記

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アメリカからが消える

「報道が教えてくれないアメリカ弱者革命」「ルポ貧困大国アメリカ」「ルポ貧困大国アメリカ II」などで、米国の現状を教えてる堤未果さんの最新作が出版されました。

アメリカから<自由>が消える (扶桑社新書)

アメリカから<自由>が消える (扶桑社新書)

いままでの著書でも理不尽な米国の状況を伝えてくれていたが、今回は”米国の象徴”というより”人間・社会の根幹”である自由が失われていく米国の現状を伝えてくれている。
具体的には(米国がでっちあげた)9・11テロにより国民恐怖を植え付けた中で愛国者法を通し、それにより令状なしの逮捕や盗聴、裁判なしの拷問、反体制派に対する攻撃などがまかり通るようになった、非常に恐ろしい社会になってきているとのこと。また一部のネット上では反対する人々も出てきているようだが、大手メディアは既に体制派側であるので、大きな批判もできないようだ。
日本国民は今までの米国への憧れを持つ人は、反面教師として本書や過去の著書を読んでおくべきと。本書で伝えているように、自由はじわりじわりと奪われていく。気がついたときには手遅れなのだ(過去にナチスも同じ手を使っている)。