4/21の日記で、政府や電力会社は、今回の福島原発の震災の全て責任を「津波」に押し付け、「地震」には耐えた(=他の原発も地震の耐性には問題がない)という方向で進んでいることに警告していたが、やはり実際には地震に耐えていなかった証拠が出てきた。
以下、共産党のサイトから引用すると
<外部電源喪失 地震が原因> 吉井議員追及に保安院認める
日本共産党の吉井英勝議員は27日の衆院経済産業委員会で、地震による受電鉄塔の倒壊で福島第1原発の外部電源が失われ、炉心溶融が引き起こされたと追及しました。経済産業省原子力安全・保安院の寺坂信昭院長は、倒壊した受電鉄塔が「津波の及ばない地域にあった」ことを認めました。
東京電力の清水正孝社長は「事故原因は未曽有の大津波だ」(13日の記者会見)とのべています。吉井氏は、東電が示した資料から、夜の森線の受電鉄塔1基が倒壊して全電源喪失・炉心溶融に至ったことを暴露。「この鉄塔は津波の及んでいない場所にある。この鉄塔が倒壊しなければ、電源を融通しあい全電源喪失に至らなかったはずだ」と指摘しました。
これに対し原子力安全・保安院の寺坂院長は、倒壊した受電鉄塔が「津波の及ばない地域にあった」ことを認め、全電源喪失の原因が津波にないことを明らかにしました。海江田万里経産相は「外部電力の重要性は改めて指摘するまでもない」と表明しました。
福島原発は震度5程度の揺れだったそうだが、その程度の揺れで原発の設備がダメージを受けた事になる。
一昨日に紹介した、3月30日に原子力安全・保安院から各電気事業者等に対して依頼のあった緊急安全対策への取り組みの対象に、「地震の揺れ」への対策は含まれていない。
またネットで検索したが、大事な事項をマスコミは殆ど報道せずに、表面的なことばかり伝えている。ますまず我々は、きちんと物事の本質を確実に追っていく必要があると感じた。