週末に地域の図書館で借りた「ＮＨＫ特集 調査報告 チェルノブイリ原発事故」のビデオを見た。
ＮＨＫアーカイブの公式ページから引用↓
ＮＨＫ特集 調査報告 チェルノブイリ原発事故
放送時間 53分 放送日 1987.03.14
1986年4月に旧ソビエトで起きたチェルノブイリ原発事故は、史上最悪の放射能汚染を引き起こした。事故によって、大量の放射能物質が大気中に放出され、汚染は北半球全体に及んだ。事故による影響を探ろうと、ＮＨＫ取材班では、高性能の放射能測定器を携えて、ヨーロッパの高濃度汚染地帯のデータを独自に収集した。更に、各国の研究機関にも幅広く取材し詳細な汚染地図を作り上げた。
こうした科学的事実をもとに、地球規模の放射能汚染の長期にわたる深刻さについて警鐘を鳴らした。
※モンテカルロ国際テレビ祭ゴールデン・ニンフ賞受賞」
上記の紹介文を読んでもらえばピンときたかと思うが、先日紹介した「ネットワ―クで作る放射能汚染地図〜福島原発事故から2ヶ月」と同じく、元理化学研究所の岡野眞治博士らの、チェルノブイリでの放射能汚染地図の取り組みについての映像である。
「ネットワ―クで作る．．．」と同じことを２０年以上も前に行っていたのである。汚染地図についても、チェルノブイリから遠く離れたスウェーデンやイタリア北部でホットスポット（局所的に放射線量が高い地域）が出てくるなど、今回の福島の飯館村や福島市などと同じ状況であることがわかる。
これを見ると今回の福島での近隣地域の緊急避難について、もう少し何とかならなかったのかと政府や関係者の対応について憤りを覚える。
ちなみに、この番組はＮＨＫオンデマンドでは見れません。番組公開ライブラリー施設
http://www.nhk.or.jp/archives/location/index.html
に行かないと見れないようです。是非ともオンデマンドの番組で公開していただきたいです。
