knjrの日記

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ハングリーであれ、愚かであれ。―スティーブ・ジョブズ最強脳は不合理に働く

ジョブスの半生に重ねて、著者による脳科学的な解説が書かれており脳科学的な観点では面白い。ただしジョブスの半生については、ネット上のレビューにある通り、他の本のほうがお勧めだろう。以下、脳科学的な知識として...


●英ハイテク専門誌T3「世界10大失敗ハイテク予言」
http://www.narinari.com/Nd/20081210747.html から引用↓


1位 「iPodは絶対に人気が出ない」(2005年)
――アラン・シュガー卿(英電機メーカー会長)
2位 「家庭用コンピュータは必要ない」(1977年)
――ケン・オルセン氏(米電機メーカー創業者)
3位 「原子力で動く掃除機は、おそらく10年以内に実現するだろう」(1950年代)
――Alex Lewyt(米家電メーカー社長)
4位 「人々はテレビをすぐに見なくなるだろう。毎晩、木箱を眺めるなんて飽きるだろうから」(1946年)
――ダリル・F・ザナック氏(米映画プロデューサー)
5位 「ボーイング247より大きな航空機が造られることは絶対にない」(1933年)
――ボーイング社の技術者
6位 「われわれはロケットで郵便を送れるようになる出発点にいる」(1959)
――アーサー・サマーフィールド氏(当時の米郵政公社総裁)
7位 「パソコンのメモリは640KB以上を必要としない」(1981年)
――ビル・ゲイツ氏(米マイクロソフト会長)
8位 「米国人は電話を必要とするが、英国人には不要。われわれには多くの配達人がいる」(1878年
――ウィリアム・プリース卿(当時の英郵政局主任技術者)
9位 「いまから2年後に、スパムメールは撲滅される」(2004年)
――ビル・ゲイツ氏(米マイクロソフト会長)
10位 「X線は人々をだますものと立証されるだろう」(1883年)
――ケルビン卿ウィリアム・トムソン(物理学者、英王立協会会長)



●心配性と脳内伝達物質(セニトリン)
ドイツのレッシュ教授らによると「セニトリン遺伝子の構造的な違いにより、性格が神経質であるかどうかの違いが生じる」という研究結果がある。セニトリンの再取込に関係する遺伝子には「ss遺伝子」と「ll遺伝子」があり、前者は神経質的な傾向が強く、後者はそれが弱い。「ss遺伝子」の保有者は米国人では約19%であったが、日本人では約65%。「ll遺伝子」では、米国人は32%であるのに対し、日本人ではわずか3.2%であった。


●幸福はお金で買えるのか
米国プリンストン大学のカーネマン教授らは、米国の45万人のデータを基に年収と幸福との関係を問う経緯的に分析した。「物理的な生活」の評価は年収が増えるともに幸福度は上昇していったが、「心の面での幸福度」は年収7万5千ドルのあたりで止まってしまった。


エビングハウス忘却曲線
20分後には、42%を忘却し、58%を覚えていた。
1時間後には、56%を忘却し、44%を覚えていた。
1日後には、74%を忘却し、26%を覚えていた。
1週間後には、77%を忘却し、23%を覚えていた。
1ヶ月後、には79%を忘却し、21%を覚えていた。