- 作者: 金勇澈,藤田俊一,金智子
- 出版社/メーカー: バジリコ
- 発売日: 2012/02/17
- メディア: 単行本
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その結果、バカを見ているのは低賃金で働かされている末端のサムスン電子社員であり、不公正な市場で不利益を被る韓国の国民であるのだ。「サムスン栄えて不幸になる韓国経済」により、サムスンがいくら利益を出しても、韓国国民に恩恵を受けられないとの記述があったが、その背景の一端が本書で明らかにすることができた。
日本のソニーやパナソニックなどの勢いのなさに比べて、韓国経済やサムスンを賞賛する声が多いが、本当にサムスンは賞賛すべき企業なのか、一度本書を読んで考えてみるのもよいのでは。
こちらも参考に↓
「サムソンの実態に権力と正義、民族の歴史の歪さ関係との指摘」【評者】笹幸恵(ジャーナリスト)
http://www.news-postseven.com/archives/20120422_101132.html