- 作者: 鈴木宗男
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/06/01
- メディア: 単行本
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- 鈴木宗男事件によって、外務省が弱体化してしまった。一つの任地でこつこつと人脈を築く佐藤優氏のようなタイプの外交官をつくらないようになってしまった。多くの外交官は、一目に触れない、ニュースにもならないところで、日本のために汗をかき、日本国民を守ろうとしていた。先日のISILによる日本人殺害もそういった外務省の弱体化による情報収集不足、交渉力不足も一つの原因
- 小泉首相の人気は絶大であったが、彼の最大の罪は外交に対して不勉強であった田中眞紀子氏を外務大臣にしたこと。実は田中氏の就任前に北方領土問題で進展を見せていたのであるが、田中氏のその進展結果を全く考慮しない発言(日露関係は1973年の田中ブレジネフ会談を原点にやっていきたい)により、時計の針が30年巻き戻され、ロシア側も態度を硬化させ、それ以来、解決の糸口もない状態になってしまった。