- 作者: 藤井聡,適菜収,中野剛志,薬師院仁志,湯浅誠
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2015/11/06
- メディア: 単行本
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①多数決崇拝:多数決の結果こそ崇高なものだと主張する
②詭弁:弁証法的議論の全てを遠ざけ、ひたすら「詭弁」を弄し、「真実」に基づく批判を無力化し、封殺する
③言論封殺:あらゆる権力を駆使して、「言論封殺」を図る
④プロパガンダ:あやゆる心理操作を駆使して、自説への賛成をふやすための嘘にまみれたプロパガンダを徹底展開する
ブラック・デモクラシーは別の角度から見れば「全体主義」に相違ない。全体主義とは「とにかく全体に従うべし」という考え方、および社会現象のこと。第二次大戦中にユダヤ人に対して徹底的な弾圧を図り、ヨーロッパ全土を支配するための輪略を繰り返したナチス・ドイツの政治社会状況がその典型例。つまり民主主義とは、邪悪なものに活用された途端、恐ろしき全体主義を生じさせる装置へと化すもの。