断る力

断る力 (文春新書)

勝間さんの経験から、自分は成長するためにの具体的な行動アドバイスをイロイロと書いてくれている。いろいろなビジネス書で言われていることを、「断る」ということで串を刺しているイメージである。自分が全体的に読み取ったのは

• 「断ること」をしないと、我々の生産向上と成長を阻害し、ストレスをためることになる。更に社会全体が悪い方向に流れることもある
• 断った分の時間と力を、自分の集中すべきところに使え
• 集中すべきところを早めて見つけておけ（外部の情報からの自己評価が必要）
• 不得意なことはある程度までの頑張りは必要だが、それ以上は割り切れ
• 断るためには、その仕事が本当に自分にとってプラスになるかの、よ〜く考える癖をつけろ
• 考えるためには、その対象に対して、それなりの知識が必要だ
• さらに、断っても別の相手から自分が求められるようにるために、自分の商品価値をあげておく必要がある
• 相手の利益も考えて、あえて断ることも必要だ。それにより相手と良い関係を築くことができる

などなど。筋道立てて説明してくれているので、それぞれのアドバイスの内容が非常に納得できる良書である。