- 作者: 山口義行
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/02/17
- メディア: 単行本
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- 1970年代前半:オイルショックによる石油高騰で中東の産油国が莫大なマネーを手にする。同時に起こった先進国の経済停滞による資金の海外流出。この2つのマネーが有利な投下先を求めて国際的な運動をする基点となる
- 1970年代後半〜80年代前半:中南米参加国(アルゼンチン、ブラジル、メキシコ)にマネーが流入しバブルを発生させる。経済成長以上に累積債務が大きくなって債務返済が困難となり、バブルが崩壊
- 1980年代後半:皆さんご存知の日本のバブル
- 1990年代前半:東南アジア(主にタイ、インドネシア、フィリピン)のバブル。不動産、株価の高騰からの大下落で通貨危機、金融危機、経済危機の「トリプル危機」へ
- 1990年代後半:米国のITバブル
- 2000年代中〜後半:今回の住宅バブル
このような流れを見ると、確かにお金が世界を彷徨っている様がよ〜く分かる。とても面白い視点だと思った。
ここ最近の市場を見ていると、米国も日本も実体経済は良くなっていないのに、株価だけは上昇している。近いうちに7,8番目のバブルっていうのがまた発生するのでしょうかね。