さあ、才能(じぶん)に目覚めよう①

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

いままで数多くのビジネス書を読んできたが、そのほとんど９９％以上は自分の弱みをどのように克服するかを主眼においていた。
本書は自分の強みをどのように見つけてそれを活かそうという、今までの視点と１８０度違った本であり、自分にとってもかなりショッキングな内容であった。
２００１年に出版されてから、８年で２９刷とよく売れている理由も分かる。


内容的には

• 人間の強みは以下の３つにより構成される

　　　才能：無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターン
　　　知識：学習と経験によって知りえた真理と教訓
　　　技術：行動のための手段

• 知識と技術は身につけることができるが、才能は無理である
• 才能がないものをについて”飛躍的な成長はできない”。克服しようとしても、それはダメージコントロールに過ぎないし生産的でもない

だから、まずは自分の強みを見つけようというもの。


本書には「ストレングスファインダー」という自分の強みを見つけてくれるサービスへのＩＤが１冊に１つ付属してくる。


人間の強みを本書中では３４に分類しており、このサービスではそのうちの５つが分かるようになっている。
早速自分でこのサービスを使ってみると、ある程度予想された通りであったが、そのうち幾つかは今まで意識していなかったことであった。


３４つの内容をよく読んでいくと、自分の身の回りの人に当てはまることも多く非常に面白い。


自己分析ツールとしては「エゴグラム」が有名だが、それとは目的や観点が違う。
今年のヒット書籍の一つ。是非購入をして、サービスにより自分の強みを知ることをお勧めする。