knjrの日記

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「ex-ic早特」に一言

新幹線の割引切符を調べていたところ「ex-ic早特」というものがあることを知った。飛行機の早割と同じようなイメージのようだ。
公式ペーじはこちら→ http://expy.jp/service/hayatoku/index.html
東京→広島間の片道で3000円ほど安くなる。ただし特定都区市内(東京都区内、広島市内など)が使えないので、その分は差額を支払う事になる(※1)まー百歩譲って、それは仕方がないと思って、わざわざクレジットカードまで作って(これはJR東海のクレジットカードに入会が必須)、利用してみた。


さて利用当日、予定より1時間ほど前に広島駅に到着したので、前の電車に乗りたいと思ったが「ex-ic早特」の予定を当日に変更すると、全く安くならない通常のEX-ICサービスの値段になってしまう。
通常の指定席特急券では、指定された列車の乗車日と同じ日のうちなら普通車自由席に限ってご利用が可能である。
さきほど公式ページによると


* ■ ご乗車の3日前(23:30)までのご予約(変更も含む)で大変お得な、列車・区間・席数限定の早期割引のEX-ICサービスです。
* ■ EX-ICカードでの改札入場前かつ乗車日の3日前(23:30)までなら何度でも手数料なしで予約の変更ができる※など、エクスプレス予約の便利さはそのまま。だからビジネスでもご活用いただけます。
* ● 東海道・山陽新幹線(東京〜博多)各駅相互間のみご利用になれます。
「都区内」「市内」等の在来線ゾーンはご乗車になれません。
また、ご予約区間と同区間であっても、在来線にはご乗車になれません。
* ● 受取後の変更はできません。
* ● 駅の窓口や指定席券売機では、お買い求めになれません。
* ● 指定された列車以外にはご乗車いただけません。(他の列車の自由席にもご乗車になれません。)
* ● 指定された列車以外にご乗車の場合特急券を改めてお買い求めいただきます。
* ● IC早特をご利用いただける席数には、列車ごとに限りがあります。
そのため、ご希望の列車に空席がある場合でも、IC早特をご予約いただけないことがあります。
* ※ 予約を変更される場合、変更後の列車・設備がIC早特の設定対象外であった場合や、ご利用条件に該当しない場合(例:ご乗車の2日前、前日または当日の変更や設定対象外の列車への変更)、IC早特でご利用いただける席に空席がない場合は、通常のEX-ICサービスまたはe特急券等のきっぷの中から、操作日・区間・列車・設備により、発売可能な商品をお選びいただくことになります。(差額が必要となります。)
特に自由席については書いていないのでOKだろうと、1時間前の”のぞみ”の自由席車両に乗り込んだ。社内検札では特に何も言われなかったのだが、再度、車掌さんに確認すると、実は本当はNG(=別料金を支払う必要がある)ということ。今回は知らなかったということで支払わなくて良いとは言われたが何だか納得できない。


当然、新幹線はライバルである飛行機を意識しているはずである。新幹線と飛行機の差は何だろうと考えてみた

  • 価格は若干新幹線に分がある
  • 時間は飛行機に大きく分がある。が、乗り換え時間や利便性を考えると、差が縮まってくる



つまり飛行機だと乗り遅れないように、空港にかなり前に到着する=時間の融通がきかない
それに対して、新幹線は1時間に数便あるので、融通がきくというのが大きなアドバンテージなのである


飛行機のように便数が少なかったり、便によって値段が異なるのならともかく、自由席が空いているのであれば変更を認めるべきでは。3日前に予約した便から変更したんだから、通常料金を支払うべきという考えもあるかもしれないが、それは飛行機的な発想で、それをやれば新幹線のアドバンテージが薄まってしまうことになる。
また※1の特定都区市内が使えないというのも考えればおかしな話である。JR東海の管轄外だけかと思いきや、名古屋市内も使えないそうだ。この辺はシステム化しているだから、何とでもなるはずである。


JR民営化してからJR東日本は割引切符などいろいろお客様視点で頑張っていると思うが、どうもJR東海が同様の努力をしているようには見えない。改善を望みたい