knjrの日記

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東電は電力の発電構成を公開せよ

niftyの4/15の記事より


<東電、夏の供給力を5200万キロワットに積み増し>
 東京電力は4月15日、今夏の電力供給力見通しを5070万〜5200万キロワットに上方修正すると発表した。ガスタービンの新設などにより、3 月末の予測からは500万キロワット程度改善できる見通しになった。だが想定ピーク需要の5500万キロワットには依然として足りず、東電は計画停電の回避に向けてさらに供給力の積み増しに全力を挙げるとしている。


 東電によると、7月末の供給力は5200万キロワット、8月末は5070万キロワット。7月末の供給力の内訳は、▼一般水力:300万キロワット▼火力:3800万キロワット▼原子力:500万キロワット(柏崎刈羽)▼揚水:400万キロワット。3月末の見通しでは揚水発電を含めていなかったが、揚水発電に必要な夜間に水をくみ上げる電力にめどがついたため、見通しに加えた。


 今月中に姉崎火力発電所(千葉県市原市)に約0.6万キロワットのガスタービンが運転開始。7月には袖ヶ浦火力発電所(千葉県袖ヶ浦市)で約11万キロワット、8月には千葉火力発電所千葉市)で33.4万キロワット×2台を稼働させる計画だ。


 政府は計画停電を「原則として実施しない」方針を決めており、これを受けて東電も計画停電について「原則不実施」に方針を転換。大口需要家向けには需給調整契約への加入を要請していくほか、家庭でも節電を呼びかけている。


 現状では想定ピーク需要に供給力が届かないが、東電は「計画停電は本当に回避したい」としてガスタービンの追加や被災した火力発電所の復旧などでできるだけ積み上げたいとしている。ただ、5500万キロワットまで積み増せる見通しは現時点では立っていないという。

電力会社や原子力村の関係者は「電力の30%は原子力だから、電子力抜きで生活はできない」と主張する。
原発反対派は「そんなことは無い、原子力なしでも大丈夫である」と主張する。


では実際はどちらなのか。
通常時の比率は3/21の日記に書いたように大まかな数値で公開されている。
上記によると、7月末の供給予測では
 一般水力:6%
 火力:76%
 原子力:10%
 揚水:8%


そんな中、東京電力が一時間単位での電力の使用状況データの公開を開始した
http://www.tepco.co.jp/forecast/index-j.html


これに供給側の電力内訳を開示をプラスしてはどうか。その値を実際に体験してみれば、国民自身が「やはり原子力が必要だ」「あと少し国民が努力すれば、原発無しでもなんとかなる」「民間からの電力を購入すれば足りるのでは」といった議論のベースにすることができる。
東京電力としては、原発の不必要性や、民間からの購入促進の方向になる可能性があるので公開を嫌がるだろうと思うが、供給内訳はシステムを見れば分かるはずだ。早急に公開して欲しい。