- 作者: 田村秀男
- 出版社/メーカー: 産経新聞出版
- 発売日: 2011/12/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ただ本書における著者の一番の主張は、「日本政府は円高を食い止めるための為替介入により購入した資金として、外国為替資金特別会計に110兆円の米国債を持っているが、それが眠ったままになっている。日銀はその米国債を買い取り、日本政府に100兆円を資金を供給し、政府はそれを復興資源の財源として使い、デフレと円高を食い止めるための政策につぎこむべき」と。
なかなか面白いアイディアだ。確かに「米国債を売却する」と言うと、橋本元首相の発言のように米国も脅しをかけてくるが、このアイディアでは米国債は政府から日銀に動くだけで米国としては問題ないはず。
著者は産経新聞の特別記者ということで、震災後直後に既にアイディアを発表している
「復興国債100兆円も可能 日本再生のチャンスに変えよ」
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110317/fnc11031721570029-n1.htm