梅雨明け直後の南アルプス南部を縦走してきた際に体感した、この周辺の天気について記録しておきます。
平地が晴天でも山岳地帯の天気は異なることは多々ありますが、今回の南アルプス南部はそれが顕著でした。パターン的には「①朝は晴れる。②昼頃に雲が上がってくる。③夕方には雲が厚くなり雨や雷を伴う場合がある」でした。小屋の管理人さんと話をしていても、毎年夏はこんなものなので、午後から行動はなるべく控えたほうがよいとのことでした。
↓が実際の山行中のGPVの予想図(14時のもの)。南アルプスの3000m級の山々付近のみ厚い雲予想になっています(この日は雨は降りませんでしたが、翌日は同じような予想で16時から19時まで大雨と落雷となりました)
この辺を解説してくれているサイトがないかどうか探したところ、↓のようなものがありました
夏の晴天時、内陸部で気温が上昇すると、その付近で上昇気流が発生し、天気図には描かれない規模の小さな低気圧が発生します。これがヒートローです。ヒートローの中心では天気の崩れはあまりないことが多いのですが、ヒートローに向かって湿り気を持った海風が流れ込むことから、周辺では局地的に対流雲が発生し、ときには夕立をもたらします。気象条件によっては積乱雲にまで発達します。この降水は午後3時から午後6時くらいがピークで、標高の高い地点ほど早く天気が崩れ始める傾向があります。つまり、風の集まる尾根で雲が発生し、風に流されて周辺に移動するのです。
なるほどです。
最後に、私の使っている登山の天気予報サイトを。ご参考に