knjrの日記

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自己肯定感ハラスメント

 

  • 自己肯定感は自分の外側にある条件や評価・常識・比較などによって作り出されるもの。そこには真の幸せはなく自分自身や内側にある気持ちや感情などの存在に目を向けて、自己存在感をもつことが幸せなのである
  • 自己肯定感を上げるために頑張ると、誰かが作り出した尺度に当てはめ、そこにハマると自己肯定するために頑張ることで、かえって苦しくなり、さらに自己肯定感が下がるという矛盾が生じる。自己肯定感を上げるために自身にウソをついて、すべてをポジティブに考えることが自己肯定感への正解なのだと思い込んでします。
  • 私たちが幸せな人生を歩むためには、成功体験よりも自分の存在そのものを土台にする考え方が必要。それが自己存在感を育むから。自分が感じること。自身が一生懸命取り組むこと、自身がワクワクすること、自身が好きなことに価値を重んじること=自己存在感こそがその人の人生を豊かにする
  • 伝説のバスケットボールコーチの一人、ジョン・ウッデンしの成功の定義「成功とは、自分のベストを尽くし、自分がなり得る最高の自分をめざしつづけたと自らが思える心の平静を持てること」
  • 人間は承認欲求で自己肯定感を得ようと必死になるが、そこで苦しい思いをすることになる。なぜなら承認は無限だから。SNSの「いいね」が1000あっても、3000の「いいね」が欲しくなる。人間の持つ認知脳の仕組み上、それは仕方がない
  • いつまでも満たされない承認欲求、他社依存による不安定な自己肯定感、無理な自己顕示欲といった蟻地獄から抜け出す考えが「自己存在感。自己存在感は他者に依存する必要がない。他者に承認してもらうことに頼る必要うもない、自分を大きく見せるように自己顕示する必要もない。自分の「今ある」を見つけて、それをエネルギーの源泉としてい生きていけるから。
  • 自己存在感のすばらしいところは、そもそも存在しているのだから、肯定などの労力は不要で、それを見て気づけばOKである点。みんな誰でも自己存在感を持てる点。また肯定には否定という反対の考えがあるが、そもそも存在の反対はない(=自分が存在しているのだから)。「肯定しなければならない」というような脅迫感を持つ必要もない。
  • 自己存在感を育むだめには、自身の内側に存在する価値基準に注目することが大切である。自己の価値基準は、自分が生きてきたすべての経験や出会いの中で、何かを感じて自分の中にできあがっていく概念。