knjrの日記

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耐えて勝つシンキング・ベースボール―赤ヘル軍団を率いた名将の大学野球改革

自分が小学生の頃の広島カープの名監督、古葉竹識氏の著書である。当時は山本浩二、衣笠幸雄、高橋慶彦などの個性の強い選手陣に加え、北別府学大野豊津田恒美らの豪華投手陣を率いてカープの全盛期を築いていた。


その古葉氏であるが、いつの間にかアマチュア野球、それも無名に近かった東京国際大学の野球部監督を務めて、昨年は全日本大学選手権で全国4位の成績まで導いたようだ。


本書では、広島時代の話から大学野球の指導法までがざくっと書かれている。古葉氏の緻密な野球の考え方のベースは、社会人時代の恩師や南海コーチ時代の野村克也氏からだったそうだ。指導者の影響力は大きいということでしょうか。


古葉氏についてネットで探してみると、2008年の大学野球部就任直後の映像が見つかった。

映像では津田恒美氏の長男も東京国際大学でプレーしている様子が出てきているが、その他にも、何とあの「代走 今井」こと今井譲二氏の息子さんも同チームでプレーしているそうだ。もちろん、父親の血を受け継いでいて俊足らしい。