- 作者: ジョセフ・メン,福森大喜,浅川佳秀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/10/13
- メディア: 単行本
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本書は日本では、あまり公開されていない、サイバー攻撃やそれに対する捜査の模様を綴ったノンフィクション
物語はPART1、2の2部構成。それぞれの話の内容は、Amazonの内容説明から引用↓
PART1: カリフォルニアに住むコンピュータ・セキュリティの専門家、バーレット・ライアンは、インターネットを使った脅迫に曝されていたスポーツ・ベッティング企業を救ったことがきっかけで、同社の幹部らと関係を深めていく。その後の調査によって、犯人グループがロシアとその周辺国に住んでいることを突き止めたバーレット。だが、アメリカ捜査機関の腰は重く、しかもベッティング企業の正体がマフィアの資金源であることに気づき、苦悩を深めていく……。
PART2: バーレットから情報提供を受けたイギリス・サイバー犯罪対策庁(NHTCU)捜査官のアンディ・クロッカーは単身ロシアに乗り込む。お世辞にも外国人に優しいとは言い難い現地の捜査当局との関係構築に腐心しつつも地道に捜査を進めるアンディは、ついにグループの一味と目されるハッカー「bra1n」の逮捕に着手する。犯罪者と政府関係者の癒着、迫真の逮捕劇、そして裁判の行方……。
ともかく面白い、400ページを一気読みしてしまった。いままで断片的に知っていたサイバー攻撃の実情が本書を読んで理解できた。世界は先へ先へ進んでいる。
本書の監修した福森大喜さんによる「自著を語る「サイバー・クライム」」も参考に
http://scan.netsecurity.ne.jp/article/2011/10/19/27479.html