knjrの日記

登山、鉄道、写真、カメラ、旅行、読書記録などの思いつくままに

セキュリティ

ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する

ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する作者: 山田敏弘出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/02/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る ゼロデイ脆弱性はブラウザのものであれば6〜20万ドル、希少価値の高いiOSならば10〜50万ドル…

サイバー犯罪入門 国もマネーも乗っ取られる衝撃の現実

サイバー犯罪入門 国もマネーも乗っ取られる衝撃の現実 (幻冬舎新書)作者: 足立照嘉出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2017/07/28メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る読書メモ 麻薬の密輸でもハッキングが活用されている。2001年以降、米国が…

サイバーテロ 漂流少女

サイバーテロ 漂流少女作者: 一田和樹出版社/メーカー: 原書房発売日: 2012/02/16メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 176回この商品を含むブログ (11件) を見るサイバーテロを題材にしたフィクション。著者の一田和樹氏の略歴を見ると、サイバーセキュリテ…

国・企業・メディアが決して語らないサイバー戦争の真実

昨日に続いて、サイバー攻撃関連の書を取り上げる。国・企業・メディアが決して語らないサイバー戦争の真実作者: 西本逸郎,三好尊信出版社/メーカー: 中経出版発売日: 2012/02/01メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 21回この商品を含むブログ (7件)…

「第5の戦場」 サイバー戦の脅威

元・陸上自衛隊のシステム防護体長で、現在はセキュリティベンダーのLAC社に所属する伊藤寛氏によるサイバー戦についての書。戦争に対する考え方が一変させられる。セキュリティ関係者だけでなく、幅広く読んでもらいたい一冊。「第5の戦場」 サイバー戦…

サイバー・クライム

サイバー・クライム作者: ジョセフ・メン,福森大喜,浅川佳秀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/13メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 40回この商品を含むブログ (10件) を見るセキュリティ業界の最大の話題の一つであるサイバー攻撃や標的型攻撃。ソ…

未曾有と想定外─東日本大震災に学ぶ

未曾有と想定外─東日本大震災に学ぶ (講談社現代新書)作者: 畑村洋太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/07/15メディア: 新書 クリック: 37回この商品を含むブログ (12件) を見る失敗学の権威で今回の原発事故調査委員長である畑村洋太郎教授の委員長就…

ヒューマンエラーは裁けるか―安全で公正な文化を築くには

ヒューマンエラーは裁けるか―安全で公正な文化を築くには作者: シドニーデッカー,芳賀繁出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2009/10/29メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 123回この商品を含むブログ (16件) を見る医療や航空業界などでヒューマンエ…

ネット犯罪から子どもを守る―被害者にも加害者にもしないために親がすべきこと

ネット犯罪から子どもを守る―被害者にも加害者にもしないために親がすべきこと (MYCOM新書)作者: 唯野司出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2006/06/01メディア: 新書購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (13件) を見る実際に子供…

影響力の武器

英国の精神医学者のロナルド・デイビット・レイン氏によると 「私たちの思考や行為は、私たちが気づいていることではなく、気づかないことにおって制約されている。そして私たちは気づかずにいるというそのことに気づかずにいる」 とのこと。 影響力の武器[…

犯罪は「この場所」で起こる

犯罪は「この場所」で起こる (光文社新書)作者: 小宮信夫出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/08/17メディア: 新書購入: 3人 クリック: 84回この商品を含むブログ (39件) を見る犯罪の発生原因についての考え方は、 犯罪原因論:犯罪者に焦点をあわせて、犯…

統計学でリスクと向き合う 新版―数字の読み方に自信はありますか?

統計学でリスクと向き合う 新版―数字の読み方に自信はありますか?作者: 宮川公男出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2007/10/25メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (7件) を見る人生に存在する様々なリスクに対処する人間の…

だましの技術!

だましの技術! (ナレッジエンタ読本15)作者: ゆうきとも(プロマジシャン)×多田文明(ルポライター)出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2009/01/21メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見るプロマジシャン…

こうすれば犯罪は防げる 環境犯罪学入門

最近言われ始めた「情報セキュリティ心理学」の中の犯罪機会論から本書に辿り着いた。こうすれば犯罪は防げる 環境犯罪学入門 (新潮選書)作者: 谷岡一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/03/17メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブ…

「CISSP Forum 2009 Spring」に参加

私が取得しているCISSPホルダのための、情報交換・ネットワーキングのためのフォーラムに参加してきました。 Howard Schmidt氏のお話や、ホルダの方との名刺交換会など、非常に楽しく過ごすことができました。 このような人材交流が盛んなところが他の資格と…

リスクの正体

リスクの正体!-賢いリスクとのつきあい方 (木星叢書)作者: 山口浩出版社/メーカー: バジリコ発売日: 2009/01/07メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 25回この商品を含むブログ (12件) を見るネガティブな意味のリスクだけでなく、ポジティ…

服従の心理

服従の心理作者: スタンレーミルグラム,山形浩生出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/11/19メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 204回この商品を含むブログ (49件) を見るなぜ人間は服従するのかについて、「権威」>「個人の道徳」という仮説を基に…

すぐれた意思決定―判断と選択の心理学

すぐれた意思決定―判断と選択の心理学作者: 印南一路出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1997/06メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見る以前に紹介した「後悔しない意思決定 (岩波科学ライブラリー)」と経済行動学とを合わせた内…

後悔しない意思決定

後悔しない意思決定 (岩波科学ライブラリー)作者: 繁桝算男出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/03/06メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (9件) を見る本書の前半では、人間の意思決定を非常に分かりやすく書いてくれている。…

自動実行型のウイルス

ラックの西本さんの「USB経由のウイルス感染 こんなにある死角」の記事を読んで、デジカメプリント注文機にウイルスが感染していたことを知りました。セキュリティ系のネットニュースはチェックしていたつもりですが、見逃したようです。 ネットで調べて…

振り込め詐欺の対策

今晩のNHKスペシャルで「振り込め詐欺」の特集をしていた。 犯人の多くが20〜30代前半の若者であったことに驚き。 これに対して警察の対応は、頑張っているとは思うのだが、「???」と思うことが多い。 警察庁のHPは、どう見ても10年前によくあったよう…

2009年「CHECK PC!」キャンペーン

セキュリティに携わっている身として、いちおう紹介しておきます↓ 2009年「CHECK PC!」キャンペーンが始まりました。 経済産業省 CHECK PC! CHECK PC!って?誰でも容易にインターネットに接続できるようになった今日、コンピュータウイルスの感染、不正アクセ…

安心と安全

安全。でも、安心できない…―信頼をめぐる心理学 (ちくま新書)作者: 中谷内一也出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/10/01メディア: 新書購入: 23人 クリック: 317回この商品を含むブログ (35件) を見るを読んだ。同じ著者の前作「リスクのものさし」の内…

「みんなの意見」は案外正しい の実践版

昨日、社外のセキュリティワーキング活動に参加しました。このようなWG活動への参加は今回が初めてですが、いろいろな会社や職種、経験のある方との集まりで、自分にとって大変に為になります。 まさに先日読んだ「みんなの意見」は案外正しい作者: ジェーム…

雪崩のリスクマネジメント

そろろそウインタースポーツの季節である。 自分の趣味のひとつに山スキーがある。 ”山スキーとは何ぞや?”という方も多いと思うので、簡単に説明すると、スキー場ではないゲレンデ外を自分の足で登って、自然の中の滑るスキーのことである。 ゲレンデを飽き…

何が危険か、何が安心か

少々前のネットニュースの記事であるが、「SSLを過信していませんか」とうものがあった。 SSLはインターネット上の通信を暗号化するだけで、そのショップが安心かどうかの基準ではないですとというもの。 う〜ん、確かに私の両親のような一般ユーザは誤解し…

本日は、昨日の続きである。

私のお仕事であるセキュリティの分野では、登山での羽根田さんの書籍のような失敗学が展開されているかどうか調べてみた。 自分が知っている範囲では、過去に発生したインシデントを「現場状況がリアリティあふれる描写である」のように表現している本やレポ…