いろいろあり本棚にあるこの本を読み返してみた。4年半前にもこの日記に残していたが、生きていく上で非常に重要なことなので、再度まとめてみた。
- 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/10/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- わたしたちは人間である以上、他の人が何を必要としているか、どうすればそれを手助けできるかを感じ取ることができる。それを感じていながらその通りにしないと、他の人のためにこうすべきだという自分の感情に背くことになる。それが自分への裏切り。
- いったん自分の感情に背いたとたん、周りの世界を、自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる。正当化する視点から見るようになると、現実(他の人、自分、その状況全体、全て)を見る目が、自分の行動を正当化するような形に歪められてしまう。
- ときが経つにつれ、いくつかの箱を自分の性格と見なすようになり、それを持ち歩くようになる。
- 自分が箱に入ることによって、他の人たちも箱の中に入れてしまう。箱の中にいると、互いに相手をひどく扱い、互いに自分を正当化する。共謀して箱の中にいる口実を与えあう。
【箱からどのようにして出るか】
- 自分が間違っているかもしれないと思い、相手責めたり恨んだりすることをやめて関心を持とうとし、自分と同様にきちんと尊重されるべきニーズや希望や心配ごとを持った一人の人間として見始めた、その瞬間に箱の外に出ている
- 箱の外にとどまり続けるたみえに肝心なことは、箱の外に出ているときに、自分が他の人に対してなすべきだと感じる、その感覚を尊重すること。
【箱とリーダー】
- 特に組織のリーダーが箱に入っていると、その組織に大きなダメージを与える。周り人を箱に中に入れることになる。仮に周りの人々がリーダーに従ったとしても、それは単に力に屈して、力に恐れて従っているだけである。つまりリーダーとしての成功は、自分への裏切りからどれだけ自由にいられるかにかかっている