- 作者: 苫米地英人
- 出版社/メーカー: ビジネス社
- 発売日: 2008/02/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 日本も米国と同じように、今でも昔からの特権階級(薩長出身や皇族など)が支配している世の中である
- 米国は、日本人の稼いだ金で米国債を買わせるため、日本国民を政治、経済、教育、マスコミを使って洗脳することで、無思考状態を作っている
- 今のままいくと、5年以内にIMFの管理下に入る。だから預金ではなく、金(きん)を買え
とのこと。幾つかは同意できる点もあるが、その根拠がほとんどないのが苦しいところか。
本書で1点だけ今まで考えていた謎が解けたという点では
「今回のサブプライムで巨額な損失を出している金融機関は、実は庶民が思っているほどの痛みはない。なぜなら、元々手元に現金はなく、信用創造で貸し出しているだけであるので、それが焦げ付いたところで会計上(BIS規制により資本金を積み増すこと)以外では損害はない。それを広告代理店などを使って”自分たちはあたかも大損をしている”というイメージを作り上げている」
銀行がなぜ債権放棄をしても大丈夫なのかということが良く理解できた