読んでいない本について堂々と語る方法

読んでいない本について堂々と語る方法

調子のいいタイトルに引かれて図書館で借りてしまった。
著者は大学教授という身分で「大量の本を読んで当然」という環境の中、どうしたら読んでいない本、流し読みしかしていない本について語れるかということを記した本である。
引用部分が多く、ほとんど読み飛ばしてしまったが、読まないで語るには「気後れしない、自分の考えを押付ける、本をでっちあげる、自分自身について語る」など面白いといえば面白い。ただし、その本の対象分野についての知識と、自らの考えを持っていることが前提となることには注意が必要である。


私が本書から学んだのは、以下の２点。備忘録でした。

• 深く読んでも、流し読みをしても、結局は内容を忘れるものである（よって、忘れていけないことは、どこかに書いておけ）
• その本が『大量の本の中のどこに位置づけられるか、他の諸々の本とどのような関係になっているか』が重要である（あとで読み返せるからから）