- 作者: 古川雅一
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2009/04/09
- メディア: 新書
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”まえがき”と”あとがき”に良いことが書いてあるので、そこをまとめると
『感情は人間の判断に影響を与え、合理的でない判断を引き起こしている。合理的な行動をすることは常に「正しい」わけではない。何に対して幸せを感じるかは人によって異なるので、合理的な行動をとるかどうかは本人の自由である。
大切なのは、合理的に行動しているつもりでも実は合理的でなかったり、あるいは、合理的でない行動が知らず知らずのうちに自分の満足度を低下させているとすれば、それは本人にとって好ましくないでしょうし、悩みの種にもなる。そういう意味では、合理的な行動と合理的でない行動を見極める力を身につけることが有益である。それが結果的に自分自身を知ること、自分自身の満足度を高めることにつながる』
本文から2点だけ備忘録として
- 参照点依存:人間の価値判断は参照点からの変化によって行われる
- 現在志向バイアス:近い将来のことほど価値を高く感じること