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面白くてよくわかる!社会心理学

心理学の分野はかなりいろいろな分野がある。
その中で今回は社会心理学をかじってみた。
Wikipediaによると

社会心理学(しゃかいしんりがく;Social psychology)とは個人に対する社会活動や相互的影響関係を科学的に研究する心理学の領域の一つを言う。集団心理学とも言われた。
心理学は、その対象から大まかに社会行動とは関係ない生理的な過程における心理の研究を行う生理心理学と、社会行動や社会生活によって影響される社会的な課程における心理の研究を行う社会心理学がある。人間は単体である場合と集団である場合には明らかに異なった心理過程を抱く。社会心理学はこのような社会的な人間の行動を集団内行動と集団行動とに分類し、加えて集団を形成する個人のパーソナリティーや対人行動の観点からも取り組み、それらに関する実証的な心理学的法則を解明する事を目的とする。

とのことである。つまり『人と人との関係の中での人の行動についての学問』ということで、幅はかなり広いらしい。今回は

を紹介する。
本書はその中でも入門の入門書だと思うが、我々のような素人が入口として使う本としてはちょうどよい。
見開きの半分が文書による説明、残り半分がイラストによる事例になっていて分かり易い。
かなり既知のことも多かったが、備忘録として幾つかを

  • 相手に自分の感情が伝わる影響度合い=表情55%+声38%+会話の内容7%(マーラビンの研究より)
  • 人を説得するには、何かを食べながらするのがよい。食べることが快い刺激を感じるため、受容的になる
  • 人に好意を持つことは「賞賛」「返報性」「類似性」「尊敬」「支持」の5種類に分類される
  • 同調行動(長いものにまかれる)には「屈従(報酬や罰)」「同一化(自ら進んで受け入れる)」「内面化(価値観や方向性が一致している)」の3パターンがある。
  • 凝縮性の高い集団(仲良し集団)は、生産性が落ちる。メンバー同士が仲良すぎず、距離を保てることが好ましい
  • 集団でのブレーンストーミングのと個人で考えたアイディアをでは、質も量も後者のほうが優れいいる