knjrの日記

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八百長恐慌! 「サブプライム=国際ネズミ講」を仕掛けたのは誰だ

八百長恐慌! 「サブプライム=国際ネズミ講」を仕掛けたのは誰だ

八百長恐慌! 「サブプライム=国際ネズミ講」を仕掛けたのは誰だ

今回の恐慌について、私が思う最大の疑問は、「巨額のお金が失われたということは、その分を誰かが巨額な利益を得ているはずである。それは誰か」ということである。


本書では「サブプライム恐慌は巨大なねずみ講」という仮説を立て、誰がそれを仕掛けて、誰が利益を得たのかについて、公表情報を解析することで挑んでいる。
回答としては、主犯

共犯

また政府に援助をくれと懇願している巨大銀行たちも、実は今回のねずみ講で、損失以上の巨額な利益を得ており、それらをタックス・ヘイブンへ逃がしている。
とのことである。


当然ながら、本書の内容は推測に過ぎない。しかしながら、こういった視点で掘り下げないと、膿は出てこないのではないか。そういった点で本書のような視点を評価したい。