八百長恐慌! 「サブプライム=国際ネズミ講」を仕掛けたのは誰だ
- 作者: 鬼塚英昭
- 出版社/メーカー: 成甲書房
- 発売日: 2008/11/08
- メディア: 単行本
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本書では「サブプライム恐慌は巨大なねずみ講」という仮説を立て、誰がそれを仕掛けて、誰が利益を得たのかについて、公表情報を解析することで挑んでいる。
回答としては、主犯が
- ロンドンの3大メガ銀行(HSBC、RBC、バークレイ)→ロスチャイルドと深いつながり。今回の不良債権処理を最初に手早く行っている
- スイスのUBS→スイスフランの上昇。今回の恐慌での最恵国は実はスイスである
共犯が
- グリーンスパン→元FRB議長:フィリップ・ロスチャイルドの愛人に育てられ、ロスチャイルドの思想を叩き込まれた
- チェイニー→元副大統領:石油関連企業のハリバートンの元CEO、今だに退職金を受け取っている
- ポールソン→元財務長官:ゴールドマン・サックスの元CEO
- ジョージ・W・ブッシュ→元大統領:操り人形
また政府に援助をくれと懇願している巨大銀行たちも、実は今回のねずみ講で、損失以上の巨額な利益を得ており、それらをタックス・ヘイブンへ逃がしている。
とのことである。
当然ながら、本書の内容は推測に過ぎない。しかしながら、こういった視点で掘り下げないと、膿は出てこないのではないか。そういった点で本書のような視点を評価したい。